更新日 : 2020年4月29日
多くの女性が悩む肩こり。改善するには、ストレッチや運動、体の内側・外側から体を温めることなどの方法が考えられますが、最も大切なのは姿勢の悪さや肩こりを引き起こす生活習慣そのものを改善することです!今回は、肩こりを引き起こす現代の原因NO,1と言われる「巻き肩」や解消方についてご紹介していきます。
人間の頭の重さは6~7kgあり、ボーリングの玉1個分(6kgで約13ポンド)に相当します。それを首や肩の筋肉で支えているのですから、首や肩には常に大きな負担がかかります。
また、朝夕の通勤時間や、仕事の空き時間、寝る前など、少しでも時間があるスマホを開いてしまう方も多いですよね。この、長時間のデスクワークや家事、スマホやパソコンの使い過ぎなどによって生じる「巻き肩」が現代人の一番の「肩こり」の原因なのです。さらに長時間小さい画面の細かい文字を見て目を酷使する事によって、肩・首のこり症状を引き起こす筋肉に負担がかかり、緊張が増す事は、医学的も認められています。
<デメリット>
バストが垂れて小さくなる
下腹がぽっこりとでやすくなる
お尻が垂れる
血行不良になり代謝が下がる
顎が前に出る
<メリット>
巻き肩を改善することで、姿勢もよくなり、バストも大きく綺麗に見えるようになったり小顔効果があるとも言われています。全身のスタイルも整うので、それだけで前向きになれるはず!
首・肩の凝りを感じたら、姿勢を正してストレッチなどをしましょう。
1)肩すぼめ1
両肩にぐっと力を入れて上に持ち上げ数秒静止し、一気に力を抜く。これを3回程度繰り返す。
2)肩すぼめ2
肩甲骨をぐっと寄せ合い数秒静止し、一気に力を抜きます。これを、3回程度繰り返す。
3)肩回し
肩に手をのせ肘を耳の高さまで上げること意識して、前に10回、後ろに10回肩を回します。この時、肩甲骨がしっかり動くよう意識して、あごを引かずに顔を上げて行うようにします。
日本語で「牛の顔のポーズ」と呼ばれるこちらのポーズは、肩をやわらかくほぐすことはもちろん、二の腕の引き締めにも効果があります。 1)膝を曲げて、右足を左足とクロスするように重ねます。右膝の上部に左膝の裏がくるようにしましょう。左足のかかとは右側の臀部に、右足のかかとは左側の臀部にできるだけ寄せていきます。膝や外側の太ももに痛みを感じない範囲で折り曲げていきましょう。 2)右腕を耳にくっつくくらいのイメージで手を上げます。肘から先を頭の後ろ方向に折り曲げたら、左手の指先を掴んでください。もし掴めなければ、指先が触れ合う程度を目標にしましょう。気持ちよく腕が伸びていると感じる位置でキープ。ゆっくり呼吸を繰り返します。反対も同じように行いましょう。
「たかが肩凝り」と軽く見ず、なるべく早めに改善していきたいものです。全身の不調を悪化させてしまう前に、スマホの使い方や自分の姿勢をいま一度見直してみましょう!肩もみで一時的によくなったとしても、痛みや張り、だるさを繰り返し感じたら黄色信号。そうなる前にストレッチやヨガポーズを毎日の生活に取り入れることで、きっと肩こりも軽減されるはず。疲労が蓄積する前に肩の筋肉をしっかりほぐすことを習慣にしていきましょう。
ビューティーコンサルタント
栗田加奈子
美容師・ブライダルスタイリスト・カラーリスト・イメージコンサルタントとして 23年間で10,000人以上の女性をプロデュース 百貨店や大手企業では、「第一印象力アップ講座」や(誰からも愛される)「しぐさ美人レッスン」など講師としても活動している。 (プライベートでは)2児の母として、“食”と“日本文化”を大切にした日常をおく り、光文社 STORY の読者モデル・公式デジタリストとしても心豊かな Life style をテーマにした記事を発信している。